現在地
川上武範のブログ > ジョジョの奇妙な冒険~黄金の風(review「んでね」)

ジョジョの奇妙な冒険~黄金の風

星、満天

ディオ(第1部、第3部の宿敵)の息子、ジョルノ・ジョバーナのお話

ディオの息子ぉ!?ってだけで不穏な空気。しかし読み進めていくうちにジョジョ(ジョルノ・ジョバーナ)に惹かれていく。

ジョジョはピンチのときにこそ言う「このジョルノ・ジョバーナには正しいと信じる夢がある」と。

そこまで言い切れるジョジョがとても輝いて見える。「運命」とかそんなんじゃなくて、どんな境遇にあったとしても、ジョジョは同じことを言う。そこに学ぶことがあった。自分は「正しいと信じる夢」があったとしても胸に秘め、公にすることを抑えて生きてる。「正しい」と言ってしまうと「間違い」があるわけで。その「間違い」が正しいと思ってる人にとっては、その「正しい」を否定されてるわけで。そこから争いが生まれるのが嫌なのだ。

でも、でもである。「目に見えない社会の壁」ってのを感じる。時にその壁が人を狂わせてる脅威と感じる。たとえば「会社を辞めたいと辞表を出したが認めてもらえなくて銀行強盗し人質をとった」という事件が起きたがそういう類い。「いけないことと思ったが、言われたことだから言われたままにやる」とかそういう類い。自分の意識以上のところで自分が決められてしまうと錯覚してしまう壁。もはや見えない壁の奴隷。

ジョジョはピンチのときにこそ言う「このジョルノ・ジョバーナには正しいと信じる夢がある」。

この言葉はぼくにとっての勇気となった。

review 2007.5.13

「ジョジョの奇妙な冒険~黄金の風」に関するコメント

ジョジョの奇妙な冒険~黄金の風、ご覧になりましたか?よかったら感想聞かせてください。どうぞお気軽に。

お名前:

ほかにも感想、書いてます(すべてのreview「んでね」リスト)。