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パフューム

星、七つ

全世界大ベストセラー小説の映画化ということだったが・・・。
正直後味が悪い。
娘を守ろうとする父親でさえも、香水には屈服してしまうのだろうか?殺人が生み出す香りに惑わされる。
自分にとっては失笑してしまうシーンを大真面目に演じている。

でも「愛」と「死」と「信念」という壮大なテーマを日常に置き換えると冷ややかな視点で見切れなくなってしまうのは一体・・・

妥協の積み重ねが、妥協を正当化することに違和感を感じなくなっていることとか。ちょっと距離をおけば大した事ない出来事を、それがあたかも一大事のように振る舞う中に置かれて気がついたら自分もあたふたしてしまったりとか。

理想論を掲げたり、正論ばかりではどうにもならないことは知ってるけど、「それでいいのか?」という疑問を忘れてしまったらいけないなと思う。

review 2007.7.10

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