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川上武範のブログ > 誰がために(review「んでね」)

誰がために

星、八つ

相手の気持ちを勝手に「理解」してしまう言い回しとかには抵抗があったけど、やり場のない怒り・悲しみの吐け口を模索するたみおの姿は、むしろ「真実」として共感できた。
未成年だからとか、死んだ人が望むことだとか道徳が作り上げた「倫理」ってやつが頭で理解できても、我が身に降り掛かったときに、どれだけの苦しみがそこに存在するのだろうか?
復讐がまた「倫理」の約束を破ってしまう。悲しみを生んでしまう。どれだけ「現実」に向き合えば、悲しみを抱えたら幸せを感じることができるのだろう。考えさせられる重い映画でした。

review 2006.5.27

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