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ヒトラー 〜最後の12日間〜

星、八つ

独裁者として名高いヒトラー。彼の晩年が人間味ある姿で描かれている。ドイツが敗北を目前にした時のヒトラーやその周りにいた重臣たちの精神の錯乱。仮に名前や場所や時代が違う話だったとしたら、彼に同情してしまう部分もあったと思う。しかしこれはまぎれもない独裁者ヒトラーの話なのである。 ここ3連続で犯罪者の話ばかりを見てきた。高校生が高校生を銃殺した事実に影響されて作られた話。普通の人が体の不自由な人を殺害してしまう話。そして今回のヒトラー。
気が重いし、気が滅入る。
悪があるから善がある。そして善があるから悪がある。そういう風に考えると、確かに、義を掲げて悪を罰するだけでは平和は生まれないと思う。悪の裏側にある背景をよく理解した上でないと、物事は何も解決しないような気がする。

review 2005.8.20

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